- お局様が生まれる要因は?
- お局が誕生するメカニズム
結論、お局様が生まれる背景には上司の無関心やお局自身の若い頃の経験が大きく関係しています。
共通して言えるのは、上司の放置や無関心、そして同僚との不和などが主な原因になっているってこと、なんですよね。
そこで今回は、お局様がなぜ生まれ、どんなからくりでできあがるのかと思っている人に向け、その背景にある心理的要因や環境について詳しく解説します!
この記事を読み終えると、 お局様が「なぜ生まれるのか」という疑問が解決し、あなた自身にあるお局化リスクに気づくこともできますよ。
本編に入る前に・・・これだけは伝えさせてください。
このままお局に振り回され続けると、これから先【あなたらしさ】を確実に失っていくことになります。
なぜなら、理不尽な環境に耐え続けるうちに心が荒んでしまい、負のスパイラルに陥ってしまうからです。
そんな状態から抜け出し、本来の自分を取り戻すためには、あなたが仕事や職場に求める本当の欲求を見つける必要があります。
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もくじ
お局様はなぜ生まれるの?
さすがのお局様も最初から局として存在していたわけではありません。
では、なぜお局様が生まれてしまうのでしょうか?
- 一番の原因は上司
- 若い頃の経験
- 心理的な要因
- 環境の影響
では、ひとつひとつ原因を探っていきましょう!
一番の原因は上司
お局様が生まれる原因の多くは、上司のリーダーシップ不足や見過ごしです。
筆者が昔いた部署の話です。
立ち上げたばかりのプロジェクトで、新人がまあまあ重大なミスをしたことがあったんですよね。
本来ならすぐにその新人を上司が注意してフォローしなければならないのですが、上司は忙しさにかまけて注意を先送りしていました。
すると、それを見ていたお局が、新人に厳しく注意してミスにも対応してしまいました。
同様なことが何回か発生するうちに、お局はチームを仕切りだしました。
結局、立場が強くなったお局が陰のリーダー化し、上司が気づいたときにはすでにお局が部下をコントロールするようになっていました。
正直なところ、当時の上司は、はっきりとした目標や評価基準を打ち出してはくれませんでした。
そのためそれぞれの役割があいまいになり、本来なら明確な権限を持っていないお局が勘違い。
そうして、我が物顔にふるまってしまっていたのです。
若い頃の経験
お局が厳しい態度を取る背景には、若い頃に受けた厳しい指導やいじめの経験が影響しています。
これは「自分がされたことを他人に繰り返す」という心理的なパターンでもあります。
筆者が新人時代にミスをしたとき、お局はかたくなにフォローしてくれようとせず、突き放されたことがありました。
「昔、こんな風に教えられたから」と後輩に厳しく接するお局様をよく見かけますよね。
単純に、昔されたことを特に疑問に感じずに無意識的に繰り返しているだけ、ということもあるでしょう。
一方で、自分が強者としてふるまえば、かつての上司や先輩からのひどい仕打ちで感じた無力感を消せる、ということもあります。
また、上司や先輩に対抗できなかった自分の弱さや恐怖と向き合うべきところを、そこから逃げて他人に押し付けているというパターンもあります。
つまりは、お局が過去に受けた辛い経験を正当化し、後輩にも同じように接することで、自身の精神のバランスを保とうとしているのです。
心理的な要因
お局様が他人に厳しく接する背後には、自己肯定感の低さや自信のなさが影響しています。
自信がない人や自己肯定感が低い人は、内心では自分に価値がないと感じています。
昔、筆者の同僚が、新規プロジェクトでこれは!というアイデアを提案していました。
ところが、お局がすごい剣幕で厳しくダメ出しし始めたのです。
驚いた同僚は委縮してしまい言葉を失ってしまいます。
しかし、お局は何を思ったのか「やっぱり私の方が正しい」とばかりに、自分のアイデアを主張してそのまま意見を通してしまいました。
同僚は後日、その場にいた人たちから「局のアイデアより同僚のアイデアの方が筋がよかったのに、なぜもっと主張しなかったのか」などの声を聞くのですが、時すでに遅し…。
他人をコントロールすることで、あたかも自分が有能で重要な存在だと実感できるんですよね。
実際の実力はさておき…。
いったんこのパターンが成功してしまうと、お局がさらに周囲に対して攻撃的な態度を取ってしまうのです。
環境の影響
長く同じ職場にいて考え方や価値観が凝り固まってしまったお局様。
だからこそ、新しいものに対して抵抗を示す、なんてこともあります。
筆者の勤めていた会社で、業務効率化のために新しいファイル共有システムが導入されたことがありました。
それまで、さほど局っぽくもなかったベテラン女性社員。
しかし、「こういうものは顔を見ながら直接手渡しすることで、相手に気持ちが伝わるものなの」と言い出しました。
嫌な予感がしていたんですが、それをきっかけに会社の現在の状況や上司についての愚痴を連発。
なまじ経験豊富で人脈もある彼女に対し、まわりがいさめることもできず次第に局化していったことがありました。
一方で若手や新人は、さっさと新しいものを取り入れ使いこなしていたりするわけです。
環境がお局を作ってしまうこともあるんですよね。
お局様の発生メカニズム~こうやってお局は生まれる~
ここまで、お局様が「なぜお局になるのか」という原因を見てきました。
今度は、お局誕生までのいきさつを時系列で見ていきましょう。
- お局の入社
- 中堅時代
- お局化の兆候
- お局様誕生
それでは、あるお局が誕生するまで、「お局エピソード0」のスタートです!
お局の入社
当然ですが、お局も最初はどこにでもいる新人として入社します。
「お局は、なぜ性格があんな感じに仕上がってしまったのか?」と疑問に思う人も多いかもしれません。
お局も最初は何もわからない初々しい存在だったのです。
新人時代は、先輩や上司から指示を受けて一生懸命仕事を覚えようとします。
ところが、上司はいつも会議や外出で席を外して忙しくしていたりする。
そして、仕方なく先輩に聞いてみようにも先輩たちも忙しそうで……。
こんな風に、業務中に頼れる存在がいなかった、なんてことが続くと、だんだん一人で解決していくようになっていくわけです。
中堅時代
仕事に慣れてきて自信がついてくると、まわりから頼られる存在になってきます。
特に、年を経るごとに、増えていく後輩たちから「○○さん、これどうすればいいですか?」としょっちゅう質問されるようになっていきます。
「これくらい自分で調べろ」と思うこともありますが、次第に「私が教えなきゃあの子たちは何もできない」と感じるようになり…。
頼られる回数が増え、ありがたがられるたび、自分が職場で必要不可欠な存在だと確信し、自信もふくらんでいきます。
お局化の兆候
だんだんと職場での影響力が強まると、自分のやり方への自信を持つようになります。
同時に、後輩たちへのあたりも厳しくなっていきます。
仕事に慣れると、自分にとって楽である慣れたやり方を続けたいし、自分の地位も守りたくなる。
そのうち、新しいことに対して抵抗しはじめ、お局化の兆候が表れます。
新しい仕事の方式を導入するなんてときは、ちょっとしたミスが発生したら「昔のやり方で十分!」と主張し後輩にも厳しく指導する。
ミスは事実なのでまわりも「従来の方法の方がよいかも」と考え始め、言い分が徐々に職場全体で通るようになっていき……。
そしてまわりに自分のやり方を押し付け、職場全体をコントロールするようになっていくのです。
お局様誕生
気づけば、いつしか職場のルールを仕切る存在になっています。
やがて、自分のやり方が絶対だと信じ込み、他人の意見を聞かず、新しいアイデアにも強い抵抗を示すようになっていきます。
あまりにも自分の意見や、やり方を通すので、当然まわりと摩擦を生んでしまう。
そんな自分を他の社員たちは一目置いてくれています。
後輩や最近移動してきた上司よりも、社内の利害関係者や取引先の情報、仕事の進め方を熟知している自分。
それもそのはず、他の社員たちが新しいことに挑戦して成長するチャンスを、お局は握りつぶしているのですから。
やがて職場内でお局としての身分が確定します。お局様の誕生です。
まとめ|お局が生まれる原因
この記事ではなぜお局になるのか、お局発生のメカニズムについて解説してきました。
お局は、上司のリーダーシップ不足や過去の辛く厳しい経験、心理的な不安定さから生まれることが多いんです。
また、長く同じ職場にいることで価値観が凝り固まる、という環境的な原因もあります。
お局は、職場で影響力を増し、自分のやり方を押し通すうちに地位が確立されていくのです。
「なんでお局ってこんなに性格が悪いんだろう?」と感じるかもしれません。でも、それは自分を守り続けた結果だったりします。
「職場での自分の地位をキープしたい」「自分に価値があると思ってほしい」という心理は誰もが持っていますよね。
だんだんコワくなってきたかもしれません。でも自戒できるあなたは大丈夫だと思いますよ。
とはいえ、確かに誰でもお局様になりうるかもしれませんね。
自分を見直してみたいと思った方は、一度、診断テストをしてみませんか?客観的にチェックして今後の参考にしてみてください。