お局様とは職場のベテランの先輩女性のことで、同僚への陰湿な嫌がらせやいじめをする人のことを指します。
また近年のお局様は若手の女性社員や男性の場合も多く、一般的には侮辱や差別用語して使われています。
そこで今回はかつてお局様に散々嫌がらせを受けて悩んでいた私が、お局様の定義から特徴、対処法を解説します。
この記事を読み終えると、なぜお局様になってしまうのか、どうやってお局様を攻略すればいいのかを理解できますよ。
もくじ
お局様に多い特徴7選
お局様に多い特徴は以下の7つです。
- 若い子や新人に当たりが強い
- 愚痴や陰口をずっと言ってる
- 人の粗探しが大好き
- 人によって態度を変える
- プライドが高い
- 理不尽な態度や言動
- 上から目線で話してくる
それぞれ解説していきます。
若い子や新人に当たりが強い
お局様の特徴の1つに、自分より年下の若い人や新人さんに対しての当たりが強いという事があります。
自分よりも立場の弱い人を存分にいじめて、日頃のストレス発散をするのがこのタイプ。
- 冷たい態度を取ってくる
- 言い方がきつい
- 仕事を押し付けてくる
- ちょっとしたミスに激怒
お局が原因で退職する若い子や新人も多く、人が定着しない→再募集→いびり開始→退職→・・・この繰り返し。
完全に負のループにはまってるため、離職率の高い会社となりやすい傾向にあります。
愚痴や陰口をずっと言ってる
お局様は誰かの愚痴や悪口、陰口をよく言っています。
新人、上司、同僚、顧客や取引先など、自分が気に入らない人のことを徹底的に悪く言います。
- 仕事がなかなか覚えられない新人や若い子
- 新しいシステムを導入しようとする上司
- 自分と同じやり方をしない同僚
などに対して文句や悪口が始まり、やがて嫌がらせはエスカレートしていきます。
このタイプは完璧主義者が多く、自分の考えと違うことを言われたり、されたりすることが発端となることがあります。
人の粗探しが大好き
お局様の中には、標的となった人の粗探しばかりをする人もいます。
重箱の隅をつつくような小さなミスを見つけ、口うるさく指摘してきたり・・・
服装チェックをしてきて全身はもちろん、顔や爪の長さまでジロジロ見てきたり・・・
粗探しのために、いつもターゲットを監視しているのがこのタイプ。
ターゲットになった側は、いつ何を言われるのかとビクビクしながら仕事をすることになり、まったく気が休まりません。
人によって態度を変える
お局様の中には、人によって態度をガラリと変える人もいます。
女性社員への態度は冷たいのに、男性社員や若い男性の前ではぶりっ子したり優しくなったり。
上司の前では愛想を振りまき、ごますりをするなど媚びる人も多いですね。
このタイプのお局は自分への損得勘定で考えてる傾向が強く、人に合わせて言うこともコロコロと変えていきます。
プライドが高い
お局様は、プライドが高い傾向にあります。
というのも、自分は職場で偉い存在なのだと勘違いしてることが多く、人を見下した態度をとってきます。
自分が常に正しいと思い込んでるので、鼻につく人をターゲットにしていじめや嫌がらせをしてきます。
- 悪口や陰口
- きつい言い方
- 監視をして粗探し
- マウントをとってくる
このタイプのお局は否定を極度に嫌うため、ミスを指摘しても絶対に認めずに自分の正しさを主張してきます。
理不尽な態度や言動
お局様の中には、理不尽なことで怒るタイプもいます。
例えば、言われたことをやったのに怒ってきたり、八つ当たりしてくるなど。
と言われたので聞いたら、なぜか怒られたことも私はありました。
このタイプのお局はその時の機嫌で仕事をしているため、言うことがコロコロ変わるのも特徴の1つです。
しかも言うことが変わってることは自分では気付いていないという、なんともおめでたい性格をしています。
上から目線で話してくる
お局様は、常に上から目線であれこれと物申してくる人が多いのも特徴の1つです。
このタイプのお局は、自分が周りよりも優れていると思われたいという価値観を持っています。
そのため、うざい自慢話や余計なアドバイスをしてきたり、人の意見を否定しかしないなどの行動をとるわけです。
そんな自分を褒め称えてくれる人には優しく接します。
一方、そうじゃない人には態度がきつくなったり、いじめのターゲットにしたりする傾向があります。
【男性版】お局に多い特徴7選
男性版お局様に多い特徴は以下の7つです。
- ネチネチ嫌味っぽい
- 嫌いな人は排除する
- 自分は出来る男と勘違いしてる
- 昔話や自慢話が多い
- 上司にペコペコごますり
- 自分のやり方が絶対
- 思い通りにならないと不機嫌になる
ネチネチ嫌味っぽい
男性版お局の特徴の1つは、過去のことをいつまでもネチネチと嫌味っぽく言ってくることです。
このタイプの男性版お局は相手のミスが絶対に許せず、ずっと根に持つ性格をしています。
ちゃんとできてるかどうか細かく粗探しをしてきて、ミスを見つけたらネチネチと責め立てる。
完璧主義者であり、優越感に浸りたがる・・・自分が一番とナルシスト要素も多く持ち合わせているようです。
嫌いな人は排除する
男性版お局の中には、気に入らない人を精神的にいたぶり、休職や退職に追い込んでくる野郎もいます。
このタイプが上司の場合、「クラッシャー上司」とも呼ばれています。
クラッシャー上司とは、厳しい言動や命令を繰り返して部下を責め立て、休職や退職に追い込んでしまう上司のこと。
引用:人事用語集
仕事ができて、周りに求めるレベルが高すぎるのがこのタイプの特徴なので、ネチネチ系お局と似てますね。
- 人の手柄を横取りする
- 仕事ができない人は人格まで否定する
- 嫌いな人への執拗な粗探し→発見したらゴン詰め
ターゲットになった人は働く意欲が激減したり、萎縮してしまうなど精神的に追い込まれていきます。
自分は出来る男と勘違いしてる
男性版お局の中には、全てにおいて俺は完璧だ!自分は出来る男だ!と痛いくらい勘違いしてる人がいます。
確かにこのタイプは、仕事もできて臨機応変に対応ができるなど、器用な一面も持っています。
しかし自分が一番だと思ってるので、周りを見下したような発言をよくします。
この男性版お局に対して、周りがよく思うことはたとえばこんな感じ。
- 言い方がきつい
- 人によって態度が変わる
- めちゃめちゃ細かい
- 口うるさい・怒鳴る
- 機嫌の良い悪いの波が激しい
さらに自分の話ばかりをする傾向があり、「すごいと言ってもらいたい」という心の声が丸見えなのも特徴です。
昔話や自慢話が多い
男性版お局の特徴のひとつに、昔話や自慢話が多いことが挙げられます。
特に自分が若い頃や、過去の成功体験を繰り返し話すことが多いです。
といった武勇伝が絶えません。
このタイプのお局は、自分の過去の栄光をひけらかし、自分はすごい存在なんだと周りに思ってもらいたい気持ちがあります。
また、部下や同僚が活躍することよりも、自分の経験や実績が優先されがちです。
そのため、周りからは「また自慢話か」と思われ、聞き手にとっては疲れる存在になることが多いです。
上司にペコペコごますり
男性版お局の中には、上司にはペコペコと頭を下げ、部下や後輩には厳しく偉そうに振る舞う人がいます。
このタイプの男性版お局は、自分の地位を守るために上司に対して過剰にへりくだるのが特徴です。
上司の前では愛想笑いを絶やさず、些細なことでもおべっかを使います。
その一方で、部下や後輩には態度が一変し、厳しい指示を出したり、ミスを容赦なく責め立てたりします。
このような男性版お局は、上司に好かれるためなら何でもやり、他人を平気で犠牲にします。
自分のやり方が絶対
男性版お局の中には、自分のやり方こそが正しいと信じて疑わない人がいます。
このタイプの男性版お局は、仕事の進め方や細かい手順に至るまで、自分の方法を部下や後輩に押し付けてきます。
少しでも違うやり方でやったり、逆らおうものなら態度が一変。
- 責任を押し付けてくる
- 細かい粗探しを始める
- みんなの前で激怒してくる
こんな嫌がらせをしてくることもあります。
ちなみにこうした男性版お局は仕事ができるため、上司からの評価が高い傾向があります。
そのため部下や後輩はもちろん、同僚でも反論しにくい状況になりやすいんですよね。
思い通りにならないと不機嫌になる
「自分のやり方が絶対」と信じている男性版お局は、自分の思い通りにならないとすぐに不機嫌になることが多いです。
たとえば、あなたが自分で考えて仕事を進めたとき。
その結果が少しでも指示と違うと、すぐに怒ってきます。
どんなに良い結果を出しても、自分の方法が無視されたと感じた瞬間、機嫌が一気に悪くなる。
すると態度が急に冷たくなり、話しかけてもそっけない返事が返ってくることが多いのがこのタイプですね。
【男女共通】お局様が嫌がらせをする心理
人に嫌がらせをすることが生きがいに感じられるお局様は、以下の心理で行動しています。
- 不安や劣等感がある
- 自分に自信がない
- 自分の居場所を守りたい
- すごい人と思われたい
- 人に嫌われるのが怖い
- 人を支配したい
- 人から認められたい
- 自分を守りたい
- 寂しがりのかまってちゃん
それぞれ解説していきます。
不安や劣等感がある
お局様が嫌がらせをする理由の一つに、不安や劣等感があります。
自分に自信がないため周りと自分を比較してしまい、その結果、嫉妬や不安が生まれます。
「自分は本当にこの職場で必要な存在なのかな?」
「後輩が私よりも評価されているのでは・・・?」
こういったことを頭の中で繰り返し考えています。
結果として、仕事ができる部下や魅力的な同僚に対して攻撃的になってしまいます。
他人を攻撃することで、自分の不安や劣等感を一時的に紛らわせているのです。
自分に自信が無い
「不安や劣等感がある」でもお伝えしましたが、お局様には自分に自信がないという心理が隠れています。
自信がないお局様は、特に若い人や弱い立場・弱い性格の人をターゲットにして、自分の優位性を確保しようとすることが多いです。
周りよりも自分が優位に立とうとすることで、自分の不安を隠す・・・
このような人は仕事での地位や肩書きに強いこだわりがあり、周りに誇示することで自分の存在価値を確認しようとします。
自分の居場所を守りたい
お局様の中には、職場が唯一の居場所だと感じている人が多いです。
プライベートで惨めさや孤独感を抱えていることが多く、職場が自分の存在を認めてくれる場所と感じています。
その結果、「ここが自分の居場所だ」という思いが強まり、自分の立場を守ろうと必死になるんです。
こうした心理から、自分の居場所を壊す可能性がある人に対して嫌がらせをすることがあります。
すごい人と思われたい
お局様の心理の一つに、「すごい人と思われたい」という思いがあります。
自分が周りよりも優れた存在であると周りに認められたいわけです。
そのために後輩や同僚を見下したり、競争心をむき出しにすることがあります。
特に、自分よりも目立つ同僚や後輩に対して嫉妬心から嫌がらせをして、自分が上だとアピールしようとするのです。
このタイプのお局様は、周りからの評価で自分の価値を決めているので、「すごい」と思われないと不安に感じます。
その結果、「すごいと思われたい」気持ちが強くなり、周りを利用してでも自分をよく見せようする傾向があるようです。
人から認められたい
「すごい人と思われたい」に加えて、「人から認められたい」という承認欲求もお局様は持っています。
自分に自信がないお局様は、自分が特別な存在だと周りに感じてもらいたくて仕方がありません。
そのため職場での評価や他人からの承認に過剰にこだわるようになります。
そして周囲に認められたい一心で、同僚の手柄を横取りしたり、悪口を言って自分の存在感をアピールしようとすることがあります。
人に嫌われるのが怖い
他にも「人に嫌われるのが怖い」という心理をお局様は持っています。
周りにどう思われているかを常に気にしており、孤立することや、周りから否定されることに強い不安を感じています。
こういった考えが実は頭の中を巡っています。
その結果、周りとの関係をコントロールしようとします。
自分を嫌う可能性のある人に対して、攻撃的な態度や嫌がらせをすることで、自分を守ろうとしているのです。
このようにして嫌いな人を排除しようとする行動が現れますが、実際には自分の不安を隠すための防衛策に過ぎません。
人を支配したい
「人に嫌われるのが怖い」に関連して、強い支配欲もお局様は持っている傾向があります。
お局様は、自分の意見ややり方を押し通そうとし、職場の同僚や後輩に対して支配的な態度を取ることが多いです。
周りを自分の思い通りに支配することで、自分の存在意義を感じようとしているようです。
寂しがりのかまってちゃん
お局様の中には、常に誰かに構ってほしい「かまってちゃん」タイプがいます。
このタイプは寂しさを感じると誰かに近づいてきて、必要のない話や関わりを求めてきます。
仕事中でも特に理由もなく声をかけてきたり、距離をとっても自ら近寄ってきたり・・・。
また、注目されないと不機嫌になることも特徴です。
「もっと褒めてほしい!」
「私を認めてちょーだい!」
このようなお局様は、過去の苦労話を繰り返し話したり、他人の功績を自分の手柄のように話すことで、自分の存在をアピールしようとします。
こうした行動は自己愛や承認欲求が強いがゆえのものなので、周囲にとっては困った存在となりがちですね。
お局様の対処法8選
ここではお局様に対する対処法について解説します。
お局からのうざい嫌がらせを攻略するためには以下の点が大切です。
- 自分に原因がないか考える
- 受け流す・気にしない
- できるだけ関わらない
- 褒めるスキルを磨く
- 嫌がらせ記録を残しておく
- 記録を持って上司に相談する
- 勇気を出して言い返す
- 変わらないなら転職を考える
自分に原因がないか考える
お局様からの嫌がらせにあってる時、まずは冷静になって自分に原因がないかを考えることが大切です。
一見すると自分に非はないように思えるかもしれませんが、何かきっかけや原因があるもの。
もしもこれかな?という原因が見つかったら、素直に謝る。
とはいえ、自分ではなかなか分からない場合も多いものです。
その場合は、勇気を出してお局様に何か気に触ることをしたかを聞いてみるというもの大切な行動です。
受け流す・気にしない
お局様からの嫌がらせに対処するためには、スルースキルを磨くことが大切です。
このスキルを身につけると、職場での人間関係が楽になるだけでなく、自分自身がブレずにいられるようになります。
たとえばお局が意地悪な粗探しをしてきて、説教じみたキツイ言い方で注意してきたとしても
と軽く受け流すのも1つの例です。
スルースキルは技術なので、誰でも習得することができます。
スルースキルの詳細については以下の記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひご覧くださいね。
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できるだけ関わらない
スルースキルに近い対処法ですが、お局と関わらないようにするのも効果的です。
仕事に必要な最低限のコミュニケーションだけにとどめ、プライベートな話題や雑談にはできるだけ参加しない。
また、物理的に距離を置くことも考えてみてください。
- 席を離して座る
- 自分の席で仕事に集中
- 用がない時は別エリアにいる
などなど、関わらないようにするためにできることをどんどんやってみてください。
相手にしないためのスルースキルも大切ですが、関わらないでいい状況も作れないか、ぜひ考えてみてくださいね。
関わらないようにしているうちに、自滅をするお局もたくさんいます。
褒めるスキルを磨く
褒めることもスキルの1つであり、誰でも習得可能です。
例えば、「◯◯さんのネイルきれいですね」といった具体的な褒め言葉をさらっと言うのも効果的。
また、本人のいないところで褒めることも効果があります。
褒めスキルを身につけることは、お局との関係が良くなるだけでなく、あなた自身の観察力がつきます。
嫌がらせ記録を残しておく
お局様から嫌がらせを受けたら、しっかり記録を残しておくことが大切です。
記録を取ることで、いざというときの証拠として使えます。
記録方法としては、ボイスレコーダーで会話を録音したり、メモに書き留めたりするのが効果的です。
- 嫌がらせがあった日時や場所
- 具体的な内容
- 目撃者の名前(いた場合)
などを忘れずに記載しておきましょう。
こうした記録があれば、いざ会社や上司に相談するときにも状況をしっかり説明できます。
いざという時に自分を守るための強い味方になりますので、必ず記録に残しておくようにしましょう。
記録を持って上司に相談する
記録をしっかり取ったら、次は上司に相談することが重要です。
記録がある場合とない場合では、上司の対応が全く違うはずです。
証拠がないと、会社側も具体的な行動を取りにくくなるからです。
相談する際には、記録を見せながらお局からの嫌がらせが自分の仕事にどう影響しているかを具体的に伝えることが大切です。
例えば、こんな感じ。
このように会社にも、上司にも影響が及んでることを伝えることが大切。
ただ単に感情をぶつけるだけでは、感情的になっているあなた自身の問題と考えられてしまいます。
上司に相談する時には、上記の点はかなり大切になりますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
勇気を出して言い返す
お局様は、反撃してこない人に対して嫌がらせをエスカレートさせることが多いです。
だからこそ、勇気を出して自分の気持ちを伝えることが大切です。
言い返すことで、お局様に「もうやめてほしい」というメッセージを伝えることができます。
ただし、言い返す際には注意が必要です。
といったように、感情的にならずに話すことを心がけてください。
お局に対する批判ではなく、自分がどう感じているかを伝えることで、状況を悪化させずに対処することができるはずです。
変わらないなら転職を考える
いろんな対処法を試してもお局様との関係が改善されず、出勤するのも怖くなってきている場合は転職も一つの選択肢です。
無理に今の職場に固執せず、自分の心と体を守るために新しい環境を考えてみてください。
とはいえ、どこに行ってもお局的な存在は少なからずいるもの。
そのため、当たり前ですが転職先を選ぶ際には少しでも働きやすい環境を見つけることが重要です。
そこで活用したいのが転職エージェント。
転職エージェントを利用すると、人間関係のストレスが少ない職場をプロのサポートで見つけられるメリットがあります。
ぜひ、転職という選択肢も考えてみてください。
私が職場のお局様を攻略した方法
職場によってはお局様と男性の上司が結託して、私や同僚に順番に嫌がらせをしてくる時も多々・・・。
しかし、いまはお局様との関係も良くなり、仕事でもプライベートでも私を助けてくれる存在となっています。
きっかけは「嫌われる勇気」という本との出会いです。
私はいつもお局様の顔色を伺い、誰にも嫌われないように自分を殺して気を使う日々を過ごしていたんです。
しかし、「嫌われる勇気」を読んだことで、自分の気持ちや機嫌を人任せ(お局任せ)にしていたことに気付きました。
私のように人の顔色を伺ってしまう人、考え混んでしまう人には、まず全ての人に嫌われないように過ごす考え方を変えてみてほしいです。
今すぐに読むことができるので、少しでもお局様との状況を良くしたい方のきっかけになれば嬉しいです。
\30日間本読み放題/
お局様とは
お局様とは、一般的には勤続年数が長い女性社員のことで、気に入らない同僚に過度なパワハラやモラハラをする人を指します。
元々は差別用語ではないのですが、1989年放送のNHK大河ドラマ「春日局」がきっかけで悪い意味として使われるようになったのだそう。
職場のお局様には様々なタイプがいますが、とにかく性格が悪いという共通点がありますね。
お局様の類義語・言い換え
お局様の類義語は以下のようにたくさんあります。
- 古株
- 古参
- クラッシャー上司
- 裏ボス
- 女ボス
- フレネミー女子・おばさん
古株をはじめ、お局と似たような意味をもつ別の言い方が多いことがわかります。
お局の類義語:古株
「古株(ふるかぶ)」はお局と同じ意味として使われることが多い類義語です。
ですが古株は、男女問わず勤続年数が長いベテラン社員全般を指す言葉で、お局のような悪い意味が含まれていないことが多いです。
お局の類義語:古参
「古参(こさん)」もお局に対する別の言い方として使われています。
goo辞書によれば、「古参」は「古株」と似た意味を持つことがわかります。
その集団や立場などに古くからいる人。
引用:goo辞書
ただし古株は勤続年数が長い人ですが、古参はある地位や役職に以前から就いてる人を指すことが多いようですね。
お局の類義語:クラッシャー上司
「クラッシャー上司」とは、部下を精神的に追い込んで潰し、自分はどんどん出世していく人のことを指します。
お局様の類義語ではありますが、両者には大きな違いがあります。
お局様は嫌がらせをしてくる先輩女性なのに対し、クラッシャー上司は立場を使って嫌がらせをしてくる役職がついた人全般です。
お局の類義語:裏ボス
「裏ボス」も人によってはお局の他の言い方として使われています。
裏ボスとは、役職などは持っていないものの職場内で影響力がある人として「縁の下の力持ち」と例えられる言葉です。
ですが悪い意味で使われる時は「この人に目をつけられるとやばい存在」として、お局と似た使われ方をすることがあります。
お局の類義語:女ボス
「女ボス」もお局の他の言い方として使われている類語です。
職場内で強い影響力を持ち、周りの人もこの女性には強く言えないなど、社内の中心的存在(だと思ってる人)を指す言葉です。
女ボスの意見は絶対で、逆らったものをいじめのターゲットにしていきます。
そのため周りの人は、女ボスのご機嫌取りやヨイショをするなど、総じてめんどくさい先輩女性として使われる言葉ですね。
お局の類義語:フレネミー女子・おばさん
「フレネミー女子(おばさん)」とは、あなたに対して直接的には仲良しを装ってきますが、内心は嫉妬や妬み、敵意などがある人を指します。
フレネミー女子やフレネミーおばさんは、裏であなたのネガティブ情報を拡散して、こっそりあなたの足を引っ張ってきます。
一般的にお局は友達を装うわけではなく直接的に嫌がらせをしてきますが、最近ではフレネミーに近いお局も存在するようですね。
お局の対義語・反対語
一方、お局の対義語としては「男性」のお局のような存在が挙げられます。
しかし「お局」という言葉は女性に対して使われる言葉なので、男性版のお局の呼び方が知りたいという声が多いようです。
男性版お局の呼び方は「老中」?
職場で嫌がらせをしてくる先輩男性の呼び方としては「老中(ろうじゅう)」という言葉が候補として考えられます。
「お局」が江戸時代に使われた役職名なので、同じ江戸時代の言葉が男性版お局の呼び方としていいかもしれませんね。
江戸時代の老中の指示や意見は(将軍を除いて)絶対なため、誰も逆らうことができない存在です。
しかし老中という言葉はお局のように広く知られた言葉ではありません。
そのため男性版のお局的存在に対しては、別の呼び方をする人が多いようです。
お局様の意味や定義に関するよくある質問
- お局になる人の年齢は何歳から?
- なぜお局が生まれるの?
- お局は差別用語なの?
- お局は独身しかいないの?
お局になる人の年齢は何歳から?
お局様と呼ばれる人の年齢に明確な基準はありませんが、一般的には30代後半から40代以上の女性がその対象になることが多いです。
この年齢になると職場での経験が増え、自然と後輩や新人に指導する立場になることが多いためです。
ですが最近は20代の若い女性でもお局様と呼ばれていることもあるようです。
もしかすると、あなたにもお局気質があるかもしれませんので、1分で分かる「お局気質診断テスト」を受けてみてください。
なぜお局が生まれるの?
お局様が生まれる理由には、さまざまな要因があります。
上司の管理不足や、若い頃の経験からくる劣等感、心理的なプレッシャーなどが原因として考えられます。
これらの要因が悪い形で重なり合うことで、お局様のような存在が職場で生まれてしまうようです。
詳細については、以下の記事で詳しく解説しています。
お局は差別用語なの?
「お局」という言葉は、あまり良い意味では使われません。
職場で影響力を持つベテラン女性を悪い意味で表現する言葉で、差別的なニュアンスが含まれています。
また、未婚の独身女性を指すイメージも含まれていることが多いです。
お局は独身しかいないの?
お局という言葉には独身女性のイメージが含まれていますが、実際には既婚・未婚を問わずお局は存在します。
特にプライベートが充実していない、たとえば彼氏がいない場合などは、さらに厄介度は増すイメージですね。
詳細については、以下の記事で詳しく解説しています。
諦める前にひとつひとつ試してみよう
この記事では、お局様とはどういう意味なのか、どんな特徴を持った人がお局なのかを解説してきました。
繰り返しにはなりますが、お局様とは職場のベテランの先輩女性のことで、同僚への陰湿な嫌がらせやいじめをする人のことを指します。
お局からの嫌がらせに耐えられない場合に、転職を一番に進めてくる人は多いと思います。
ですが何度も転職した経験から、転職ではお局に対する解決策にはならないことが分かっています。
(心身に不調が大きく現れてる場合は転職以外にも休職という手もあります)
ですので、まずはここで紹介した対処法を試してみてほしいです。
あと試してほしいのは、お局を変えようとしたり、お局がいない所へ転職するよりも、自分自身の考え方を変えてみることをおすすめします。
筆者吹き出し:私は自分を変えたことで、お局が勝手に変わったという不思議な体験を何度もしています。
「お局に嫌われてる可能性診断」もありますので、本当に嫌われてるのか、そうじゃないのかも測ってみてください!