お局対処法

会社がお局を放置するのはなぜ?モラハラやパワハラに対応してくれない理由とは

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この記事で解決できる悩み
  • 会社や上司はなぜお局を放置するの?
  • どうやったら会社や上司にお局の対処してもらえる?

結論、会社がお局に対応しない理由は、問題の深刻さの認識不足や、具体的な証拠不足、対応の遅延といったものが多いです。

では、私たちに何ができるのでしょうか?証拠を集めたり、相談窓口に相談してみたりと実はいろいろ方法があるのです。

私も以前、お局に悩まされてました。でも、証拠をきっちり集めたことで、会社が対応せざるを得なくなったんですよね!

 

そこで今回は、会社が対応してくれずお局が放置されっぱなしなことに悩んでいる方へ、その理由や会社に対応してもらうためのステップを解説します。

この記事を読み終えると、お局問題から解放されるためのヒントを理解できますよ。もう我慢する必要はありません!

本編に入る前に・・・これだけは伝えさせてください。

このままお局に振り回され続けると、これから先【あなたらしさ】を確実に失っていくことになります。

なぜなら、理不尽な環境に耐え続けるうちに心が荒んでしまい、負のスパイラルに陥ってしまうからです。

そうなると、自分の価値がわからなくなり、仕事の意欲も失い、最終的には自分を見失ってしまいます。

そんな状態から抜け出し、本来の自分を取り戻すためには、あなたが仕事や職場に求める本当の欲求を見つける必要があります。

たとえ転職の予定がなくても、今のお局がいる環境で

  • 自分の可能性を広げたい
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と感じているなら、まずは以下の無料診断を受けて、あなたの新たな可能性を発見してみてください。

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会社には「安全配慮義務」がある

会社には、従業員が安全に働ける環境を作る法的義務があります。

お局に暴力をふるわれたとかならともかく……お局からの嫌がらせ程度じゃ、誰も注意しないんじゃないのかな……。

実は、会社には「パワハラやモラハラがない環境作り」の義務があるんです。

これは法律で決まっていて、「安全配慮義務」という法的な枠組みで保障されています。

労契法第5条は、使用者に対して、労働者が生命、身体等の安全を確保しつつ労働できるよう配慮義務(安全配慮義務)を課している。

出典: 日本労働組合総連合会

安全配慮義務とは?

安全配慮義務とは、会社が従業員の安全を守るために必要な対応を行う義務です。

会社はパワハラ防止法に基づき、職場のハラスメント対策や環境改善を行わなければなりません。

使用者にはいじめ、パワハラ等の行為の防止策を講じる義務がある。

出典: 日本労働組合総連合会

例えば、お局から部下への厳しい批判が多すぎることから、研修で建設的なフィードバックを指導。

ハラスメント相談窓口と外部カウンセラーを会社に導入し、パワハラ案件があれば調査後に厳重注意する、など。

会社は従業員の身体の安全を守るだけでなく、精神的な安全を守るための職場環境を整えなければならないのです。

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義務があるのに上司や会社がお局を放置するのはなぜ?

では、従業員のパワハラモラハラに対応しなければならないのに、なぜ会社は対応しないのでしょうか?

  • 注意の仕方がわからない
  • 忙しくて時間がない
  • 深刻さを理解していない
  • 証拠不足

1つずつ解説していきます。

注意の仕方がわからない

上司や会社がお局への注意の仕方が分からなくてその結果問題が放置されてしまうこともあります。

例えば、お局が感情的になりやすく、一度怒り出すと手がつけられない。

そんなお局を、どう扱ったらいいか分からない上司がなにも言えない、など。

そうして結果的にお局の優遇につながってしまう…なんてことになってしまうんです。

 

パワハラ対応のスキルが不足していているせいで、彼らは動けないのです。

忙しくて時間がない

上司や会社が他の業務に忙殺され、ハラスメント対応に時間を割けないこともあります。

上司も状況はわかっていたりするんですよね。でも手が回らないのがこのパターン。

例えば、今はどこも人手不足ですよね。上司が複数の部署を掛け持ちで日常業務だけでも手一杯の状況で。

他の業務を優先せざるを得ず、お局の問題になかなか手をつけられない、なんてことも職場でよく見かける光景ではないでしょうか。

深刻さを理解していない

上司や会社は、お局問題を軽視し、その深刻さを理解していないことがあります。

「人は厳しくされるほど成長できる」などという古い価値観、ありますよね

上司がこういう価値観の持ち主だと困りもの。

仕事ができるお局が限度を超えた厳しさで後輩へ叱責してる姿を見て、逆に頼もしく思ってたりして。

騒いだ方がクビになっちゃった、なんてイヤすぎる末路をイメージしちゃうんですけど。

そんなお局や上司にまわりは忖度、またまた結果的に問題は放置されてしまい……。

そうして、「わーわー騒ぐ方がおかしい」と言われてしまうような状況に陥ってしまうのです。

証拠不足

証拠が足りないと、会社は問題を認識しながらも、なかなか対応にふみきれない実情があります。

ハラスメント対応する際、

  • 誰が行ったのか
  • 誰が被害にあったのか
  • どのような影響があったのか

これを、会社は具体的に特定する必要があります。

例えば、お局が後輩ちゃんの業務を妨害するハラスメント的行為をした(その疑いがある)とします。

この場合、「お局が加害者である」「後輩ちゃんが被害者である」

「お局の加害の内容」「後輩ちゃんがどのように被害を受けたか」

これらの証拠が必要になります。

しかし、この証拠をそろえるのがなかなかに難しいんですよね……。

 

このため、なかなか会社が動いてくれない、ということがとにかく多いです。

実際にハラスメントに対処するとなると、会社はリスクを抱えることにもなります。

例えば、ハラスメント認定されたお局が、不当な処分であると会社を訴えるリスク

コトが大きくなった場合に、対外的な説明責任も果たさなければならないというリスク。

これらのリスクに直面した際、証拠は会社にとって公正な処分を主張する根拠となります。

逆に言えば、客観的な証拠がないと会社は動きづらいのです。

やっぱり証拠を残さないと、動いてもらえないのか。

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どうやったら会社がお局の嫌がらせに対応してくれるのか

怠慢としか思えない理由からやむを得ない理由まで、会社がお局の嫌がらせに対応できない理由を探りました。

じゃあ、一体どうやったら会社に対応してもらえるのでしょうか?

  • まずは証拠を集める
  • 業務への影響を伝える
  • 丸投げじゃなく解決策を提案する
  • 社外の相談窓口に相談する

1つずつ解説しましょう。

まずは証拠を集める

お局の嫌がらせを解決するためには、まず証拠をしっかり集めることが大切です。

例えば日記やメモを活用して、お局の発言や行動を記録しておく。

「○月○日、会議中にお局が『こんなこともできないの?』と私に言い放ち、他の同僚の前で叱責された」

など、日時・場所・内容を具体的に書いておきます。

どのように感じたかもメモしておくといいかも。精神的苦痛の説明になります。

また、攻撃的なメールやメッセージがあったら保存しておくことを忘れずに。

削除された場合にそなえてスクリーンショットをとっておくとカタいですよ。

指示内容がコロコロ変わるお局にも効果的ですよね。

 

さらに、可能であればスマホアプリなどのボイスレコーダーを使って、証拠を残しておきましょう。

特に、言った言わないをふせぐためにも、お局との1対1の場面は録音がおすすめです。

証拠は多ければ多いほど説得力が増します!日々の出来事を欠かさず記録する習慣をつけておきましょう。

業務への影響を伝える

上司や会社に対しては「お局の嫌がらせで業務に支障が出ている」と具体的に伝えるのが効果的です。

日々の業務の進捗を記録して、後からまとめて報告する習慣をつけておきましょう。

そのときのポイントは感情的な表現や曖昧な表現を避けること。

「お局が嫌で働きづらい」「お局がなんだか怖い」などはNG。

事実に基づいて「業務が遅れる」「ミスが増える」などと説明しましょう。

証拠を集めるときにも具体的な説明ができること、をポイントにしてくださいね。

例えばこんな感じです。

「定例会議で、お局が内容に無関係な過去のミスばかり、何度も蒸し返して指摘するため業務の進行が止まっています」

「お局の威嚇的な指導で、資料の記載ミスやメールの送り間違いが増え、修正対応が頻発。

結果、チーム全体の作業が遅れ、生産性が大幅に低下しています。」

また、説得力を増すために数字や具体的なデータを提示するとよいですね。

「通常、1日で処理できるこちらの案件数は20件ですが、お局の影響で10件以下に減少しています」

「お局からの不当な干渉や無意味な指摘が続くため、本来3日で完了する業務が、1週間もかかっています」

こんな感じで部下から報告を受けると、上司の側も「これは!」となって腰をあげるはずです。

丸投げじゃなく解決策を提案する

単に「お局が問題なんです!」と報告するだけでは、会社や上司は対応しにくいもの。

こちらから具体的な解決策を提案し、自分も一緒に考える姿勢を見せ上司に真剣さをアピールしましょう。

上司もそこまで真剣ならと、一緒に本気モードに入ってくれる可能性も高まります。

提案はこんな感じに。

「お局の過干渉により仕事に集中できないため、お局と私の役割を明確に分けて、私の業務に影響が出ることを防ぎたいです」

などと作業分担の見直しを提案してみたり。

「定例会議で仕事の進捗を報告し、意見を出すルールを決めれば、日常的なお局からの干渉が減ると思います」

なんて、業務フローの改善をしてみたり。はたまた……

「お局とのコミュニケーションがうまくいっていないので、チームでの研修や定期ミーティングを提案します」

「お局と距離を取るために、デスクの配置を見直して集中できる環境を作りたいです」

などなど、チームミーティングや環境改善の提案も有効です。

丸投げではなく、「要点をまとめた簡潔な事実説明と改善の提案」をセットで行うことがポイント。

すると、上司も行動に移しやすくなるのです。

会社や上司にとってのメリットを前向きに提案できると、行動を引き出せますよ!

 

業務進行がスムーズになる、生産性があがる、効率化がはかれてコストが減らせる、などなど。

会社全体の利益やプラスになることをアピールしましょう。

社外の相談窓口に相談する

こんな人は、社外の相談窓口の利用がおすすめ!

  • 相談窓口が会社にない
  • 上司が対応してくれない
  • 逆に嫌な目に合いそう

会社内での対応に限界を感じたら、社外の相談窓口を検討してみましょう。

外部の専門家への相談で、法律に基づいた適切な対応が期待できます。

上司に何度相談しても何も変わらない。証拠を集めたけど次どうすればいいのかわからない。

などというときに、具体的な次の行動を教えてもらえます。

「上司にどう相談したらいいか」を外部窓口にアドバイスをもらう、なんて使い方でもOKです!

 

労働基準監督署や各都道府県の労働局、法テラスなどなど、いろんな組織が窓口を開設しています。

電話でもOKなので、気軽に相談してみましょう。

>>あかるい職場応援団(厚生労働省)

>>みんなの人権110番

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今からできる!証拠集めから始めよう!

この記事では、会社がモラハラやパワハラに対応せず、お局を放置する理由やその対処法について解説してきました。

千里の道も一歩から。どんな大きな出来事も小さなことから始まります。

まずは証拠集め!しかし、スパイでもあるまいし、素人には難しいと感じるかもしれません。

でも証拠集めが、お局問題に対応してもらうための第一歩。

例えば、日々のメモや会話の録音、メールの保存など、小さな行動から始めることが大切です。

筆者もお局にはイタイ目にあっていました。でもやられっぱなしじゃ悔しいじゃないですか!

  • 「音声アプリの容量をチェックする」
  • 「パワハラ関連の本を1日1冊読む」
  • 「相談窓口を探す」

このようなこまごまとしたtodoリストを作っておいて、少しずつこなしていました。

証拠をたずさえて上司に説明すると、上司の表情もぐっとひきしまって対応も変わってくるんですよね。

todoリストを作るだけでも第一歩。「私、ちゃんと行動してるぞ!」という実感が大事だったりするんです。

 

お局対策、ホントに疲れますよね。ずっと気を張り続けてももたないし、たまには息抜きもしてくださいね!

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